伝楽亭からこんにちは

素人落語を中心とした寄席小屋、伝楽亭の公演予定等ご案内しています🎵

2022年3月伝楽亭俳句会結果発表

3/9(水)に行われました伝楽亭俳句会の結果を掲載いたします。

5句投句 5句選、内1句特選

リアル参加5名 メール等参加2名

表記は 俳句 作者 選者(◎は特選、〇は並選)

 

苔ゆるす老い梅紅い花咲かす 弁闘 ◎美里 〇スゥ。 〇耕也 〇留五郎

齢六十急ぐことなし雛納め 美里 ◎スゥ。 〇かかし 〇亀鶴

遺影持つ手にひとひら梅の花 亀鶴 ◎かかし 〇弁闘

黄昏れる千年の千年桜 弁闘 ◎耕也 〇留五郎

春浅し空白多き時刻表 かかし ◎留五郎 〇亀鶴

春の夕焼け窓朱鷺色に染めて 留五郎 ◎亀鶴 〇耕也

火を被る般若の面薪能 耕也 ◎弁闘

風光る水面も木々も飛ぶ鳥も 美里 〇かかし 〇スゥ。〇留五郎

針供養ごみ箱行きの残り糸 かかし 〇スゥ。〇美里 〇留五郎

闇晴れて春は山から来ると言ふ 耕也 〇かかし 〇美里

水温むオマエもユルメ明日は旅 耕也 〇スゥ。

いかなごは不漁こむぎは値を上げる スゥ。 〇美里

パレスチナの空も青かろ亀鳴けり スゥ。 〇弁闘

麦踏みの畑に履帯のあと深し スゥ。 〇弁闘 ※履帯「りたい」のルビ

不器用なアフガン巻きの春ショール スゥ。 〇亀鶴

春めくや朝の支度に合わぬ昼 かかし 〇弁闘

釦付け始末あやしき春寒し かかし 〇美里

子の数の願ひを纏ふひな人形 かかし 〇亀鶴

朝食の湯気の向こうに壬生菜漬け 留五郎 〇かかし

春時雨ペダルを止めるアーケード 留五郎 〇耕也

桜見の噂花咲く夕餉かな 亀鶴 〇耕也

 

次回は5月11日(水)18時半開場 19時投句締切

陽春~初夏の季語で

5句投句 5句選、内1句特選

参加費 リアル、メール等とも 500円

 

2022年1月伝樂亭俳句会結果発表

先日、1月12日(水)に行われました俳句会の結果を掲載いたします。

リアル句会参加4名、メール参加3名

各5句投句、5句選句(内1句特選)

俳句、作者、選者(◎は特選、〇は並選)

 

白味噌の雑煮を祝う西へ嫁す スゥ。 ◎亀鶴 ◎弁闘

福笹の小判陽射しに真めく スゥ。 ◎かかし ○美里 ○弁闘

冷たき間水仙の香に救われる 美里 ◎留五郎 〇スゥ。

初席や頬も心も緩む午後 留五郎 ◎美里

初空は電線交叉の奥にあり かかし ◎スゥ。

カラス鳴けおせちはいらぬ常の酒 弁闘 ◎耕也

大吉も明日には忘る初御籤 スゥ。○亀鶴 ○弁闘 ○かかし ○耕也

ありし日の新国劇や寒椿 亀鶴 ○留五郎 ○耕也 ○美里

厄参りまんじゅう提げて帰る道 留五郎 ○弁闘 ○耕也

白足袋の輝き増して磨き床 美里 ○かかし ○耕也

琴の音やひとまばらなり商店街 耕也 ○留五郎 〇スゥ

初詣夢二好みの女性に遇い 耕也 ○亀鶴 ○留五郎

お互いを労りながら初詣 亀鶴 ○かかし

初詣願ふ数だけ鈴鳴りぬ かかし ○弁闘

スタンプの被らぬ様に初LINE かかし ○亀鶴

初空にマスクはずして深呼吸 美里 ○かかし

シャッター街見る人もなく松納め 美里 〇スゥ。

逢へぬなれど生きてる証し年賀状 耕也 ○亀鶴

日残りて暮るるに近しけふの春 耕也 ○美里

食卓を乾拭いてさて初日記 留五郎 〇スゥ。

未明粉雪はげた横断歩道 弁闘 ○留五郎

初詣では間に合わぬ神頼み 弁闘 ○美里

次回は3月9日(水)18時半開場 19時投句締切

春の季語で5句作成してお越しください。

参加費(メール参加も)500円

2021年12月伝樂亭俳句会結果発表!

先日、12月8日(水)に行われました俳句会の結果を掲載いたします。

リアル句会参加5名、メール参加3名

各5句投句、5句選句(内1句特選)

俳句、作者、選者(◎は特選、〇は並選)

 

焼き餅をゆるりと返す妻の箸 弁闘 ◎留五郎 ◎かかし ○美里

山の端に冬の落陽溶け落ちぬ 弁闘 ◎耕也 ○美里 ○しぶき

約束を繰り返しつつ年惜しむ しぶき ◎亀鶴 ○スゥ。

討ち入りの前に旅立つ大播磨 亀鶴 ◎スゥ。

銀杏散る御堂筋の空広がりぬ かかし ◎美里

長谷寺の奥冬紅葉くぐり抜け 留五郎 ◎弁闘

嵐雪やビニルハウスの赤い骨 弁闘 ◎しぶき

つくばいに陽光集む初氷 美里 ◯留五郎 ○弁闘 ○耕也 ○かかし

冬陽にも伸ぶ豆苗の白みどり スゥ。 ○耕也 ○しぶき ○かかし

散り初めし銀杏電球巻かれおり かかし ◯留五郎 ○弁闘

くる年にとらやの羊羹厚く切り スゥ。 ○亀鶴 ○しぶき

雲の闇しばし猫抱く雪安居 弁闘 ○耕也 ○しぶき

あと二十日暮れよ暮れるな水流る 耕也 ○亀鶴 ○スゥ。

初氷子らは息止めすくいあげ 美里 ◯留五郎 ○スゥ。

寒月の東の空にかけてゆき 留五郎 ○弁闘

冬の稲妻病院覆う足場 弁闘 ◯留五郎

新開地氷雨に煙る楠木像 かかし ○耕也

配信で玉子酒飲む鰍沢 亀鶴 ○美里

講釈師師走の幕間蕎麦屋占め かかし ○美里

初霜の中にっこりの熊手かな 亀鶴 ○スゥ。

 

五句投句四苦八苦する師走かな 美里 ○亀鶴

キャベツの華麗なる変身葉牡丹よ 美里 ○弁闘

注連作(しめづくり)来る年こそはと力こめ 美里 ○かかし

あの月に衣着せたや晦日そば 耕也 ○かかし

仕事終え夕餉を待つや三島の忌 留五郎 ○亀鶴

 

 

2021年11月伝樂亭俳句会結果発表!

先日、11月10日(水)に行われました俳句会の結果を掲載いたします。

リアル句会参加3名、メール参加3名

各5句投句、5句選句(内1句特選)

俳句、作者、選者(◎は特選、〇は並選)

 

どこ流る定めなき世の冬銀河 美里 ◎弁闘 ◎耕也

待ち合わせ公孫樹の下の三とせ越し 耕也 ◎スゥ。 ○弁闘

順序よく水面に水鳥すべり降る 美里 ◎留五郎

ちり鍋に蓋とり眼鏡とり向かう スゥ。 ◎かかし

雀蛤になる星のない街 弁闘 ◎美里

共布のマスクと晴着七五三 スゥ。 ○弁闘 〇かかし ○留五郎

スカートの鳥獣戯画に紅葉舞う 弁闘 ○耕也 ○スゥ。 ○留五郎

本棚に檸檬の骸置きに行く 弁闘 〇耕也 ○スゥ。 ○留五郎

気休めに立てた案山子の太き眉 かかし 〇耕也 ○スゥ。 ○美里

散紅葉手水の上で色放つ 美里 〇かかし ○留五郎

初時雨湯に焼酎を注ぎけり 美里  ○弁闘

赤とんぼ夕日に名残り告げて行き 耕也 〇かかし

深窓に絡みつく闇紅い蔦 弁闘 〇耕也

角切りを逃れて参道ふさぐ鹿 弁闘 〇かかし

ゆたんぽの湯で手水とる朝まだき スゥ。 ○弁闘

雨上がるビニル傘越し天高し かかし ○美里

冬支度固き結び目力こぶ かかし ○美里 

冬支度終え定位置に戻る猫 かかし ○美里

虫採った小さな指としたり顔 留五郎 〇耕也

鍵盤に小さな両手秋の音 留五郎 ○スゥ

 

次回は12月8日(水)18時半開場 19時投句締切

5句投句 年末、冬の季語で。。

参加費500円(メール参加も500円です)

 

 

 

 

2021年9月伝樂亭俳句会結果発表!

9/8(水)に行われました俳句会の結果を発表いたします。

参加者:耕也、弁闘、スゥ。、しぶき、かかし 

不在投句:亀鶴、留五郎、美里、藪椿(夢希さんの俳号・講談高座名)

3句出句 1句特選◎、2句並選○

 

昼寝茣蓙ミルクと赤子(やや)の匂ひして スゥ。 ◎○○○

秋日傘帰りは杖になりにけり かかし ◎○○

島想いゴーヤざくざく舌の旅 美里 ◎○

重陽にふとひらパーの今ググる 薮椿 ◎○○

秋暑し苦難は知恵と力生む かかし ◎ 

吹き抜ける風夏草のにおい残し しぶき ◎

ハーモニーまだまだ合わぬ虫の声 しぶき ◎

めくるめくサーカス小屋の外は秋 留五郎 ◎

こんな世やせめて小さき秋ほしい 耕也◎

浪花節かたる意気込み油ぜみ しぶき ○○○

虫の声遮るな夜の洗濯機 薮椿 ○

季移りなむ向日葵の影ながながし スゥ。 ○

夏すぎぬニックネームも君と去る スゥ。 ○

暗雲が立ち込めて咲く百日紅 亀鶴 ○

ありし日の祖母を想うや震災忌 亀鶴 ○

徒然に物語する雨月かな 弁闘 ○

月移す家ごと流し岩置きし河 弁闘 ○

刈り入れのひと息つけば萩見つむ 美里 ○

 

次回から一人五句投句、五句選句(うち一句特選)になります。

次回は11月10日(水)6時半開場、7時投句締切 

参加費:会場参加、メール参加共に500円

 

 

2021年7月伝楽亭句会結果発表

7/14(水)に行われました俳句会の結果を発表いたします。

参加者:耕也、弁闘、スゥ。、かかし 

不在投句:亀鶴、留五郎、謡子(留五郎母)、美里

3句出句 1句特選◎、2句並選○

 

曇り空茅の輪くぐりて晴れとなり 美里 ◎◎◎○

音もなく落つ夏椿老友隠る 美里 ◎○ ※老友は「とも」とルビ

今切ったスマホに映る夏至の雲 かかし ◎○

梅雨明けてよきことあらむ西の空 耕也 ◎

紫陽花も皆既月食眺めけり 亀鶴 ◎

ナン焼く娘の背中父の日の夕 留五郎 ◎

飛べぬ羽まわして終日扇風機 スゥ。 ○○ ※終日は「ひねもす」とルビ

ベランダで独り言ごつ洗濯機 スゥ。 ○

さざ波キラキラキラキラ絵日傘廻す 弁闘 ○

幼き日友の庭先牡丹咲く 謡子 ○

公園の青に白南風杖はずむ 謡子 ○

雨上がり空蝉に雨止めけり かかし ○

コロラドの夏空似合うホームラン かかし ○

雨上がる待ってましたと蝉時雨 美里 ○

 昇り龍旅立つ後に梅雨寒し 亀鶴 ○

ママがいい父の日自転車立ち往生 弁闘 ○

雀らも子らも帰りて夕焼ける 留五郎 ○

露草やかすかにゆれる露路灯り 耕也 ○


次回は9月8日(水)18時半開場、19時投句締切

秋の季語で3句作ってお越しください。

参加費はメール参加も会場参加も500円です。