先日、12月8日(水)に行われました俳句会の結果を掲載いたします。
リアル句会参加5名、メール参加3名
各5句投句、5句選句(内1句特選)
俳句、作者、選者(◎は特選、〇は並選)
焼き餅をゆるりと返す妻の箸 弁闘 ◎留五郎 ◎かかし ○美里
山の端に冬の落陽溶け落ちぬ 弁闘 ◎耕也 ○美里 ○しぶき
約束を繰り返しつつ年惜しむ しぶき ◎亀鶴 ○スゥ。
討ち入りの前に旅立つ大播磨 亀鶴 ◎スゥ。
銀杏散る御堂筋の空広がりぬ かかし ◎美里
長谷寺の奥冬紅葉くぐり抜け 留五郎 ◎弁闘
嵐雪やビニルハウスの赤い骨 弁闘 ◎しぶき
つくばいに陽光集む初氷 美里 ◯留五郎 ○弁闘 ○耕也 ○かかし
冬陽にも伸ぶ豆苗の白みどり スゥ。 ○耕也 ○しぶき ○かかし
散り初めし銀杏電球巻かれおり かかし ◯留五郎 ○弁闘
くる年にとらやの羊羹厚く切り スゥ。 ○亀鶴 ○しぶき
雲の闇しばし猫抱く雪安居 弁闘 ○耕也 ○しぶき
あと二十日暮れよ暮れるな水流る 耕也 ○亀鶴 ○スゥ。
初氷子らは息止めすくいあげ 美里 ◯留五郎 ○スゥ。
寒月の東の空にかけてゆき 留五郎 ○弁闘
冬の稲妻病院覆う足場 弁闘 ◯留五郎
新開地氷雨に煙る楠木像 かかし ○耕也
講釈師師走の幕間蕎麦屋占め かかし ○美里
初霜の中にっこりの熊手かな 亀鶴 ○スゥ。
五句投句四苦八苦する師走かな 美里 ○亀鶴
キャベツの華麗なる変身葉牡丹よ 美里 ○弁闘
注連作(しめづくり)来る年こそはと力こめ 美里 ○かかし
あの月に衣着せたや晦日そば 耕也 ○かかし
仕事終え夕餉を待つや三島の忌 留五郎 ○亀鶴