伝楽亭からこんにちは

素人落語を中心とした寄席小屋、伝楽亭の公演予定等ご案内しています🎵

2022年9月伝楽亭俳句会結果発表

9/15(水)に行われました伝楽亭俳句会の結果を掲載いたします。

5句投句 5句選、内1句特選

リアル参加3名 メール等参加3名

表記は 俳句 作者 選者(◎は特選、〇は並選)

 

水たまり夏雲までの青い距離 スゥ。 ◎留五郎、○耕也、○かかし、○美里

紙風船割れて星なる桔梗かな 美里 ◎耕也、○スゥ。、○留五郎

朝の道に青柿佇んでいる 留五郎 ◎スゥ。、○耕也

踊りても八尾哀しや胡弓の音 耕也 ◎亀鶴、○留五郎

友去って西瓜の歯形のこされし スゥ。 ◎かかし

久しきや兄弟姉妹みんな菊持ちて 耕也 ◎美里

蓑虫の貴婦人さえもはばからず かかし 〇スゥ。、○耕也

無花果の熟れて露わに種までも 美里 ○スゥ。、○かかし

満月の明かりが今宵子守唄 美里 ○耕也、○留五郎

七百余石段からの瀬戸は秋 留五郎 ○かかし、○美里

放哉の墓秋の酒五六本 留五郎 ○亀鶴

逃げ延びた野原一面曼珠沙華 かかし ○スゥ。

叶う夢叶わぬ夢も抱く月 かかし ○美里

主義主張数々あれど月一つ かかし ○美里

道ならぬ恋も厭ふや風の盆 耕也 ○亀鶴

月ながめ時代錯誤の道を往く 耕也 ○亀鶴

尾羽振りて招くセキレイ道案内 美里 ○留五郎

暑いねといつまでも言う秋日傘 美里 ○亀鶴

コロナ禍は 紙切りだけの 花火かな 亀鶴 ○かかし

 

次回は11/9(水)18時半開場、19時投句締切

秋、初冬の季語で5句作成して参加してください。

参加費 500円(メール、LINE参加も同額)

 

 

2022年7月伝楽亭俳句会結果発表

7/13(水)に行われました伝楽亭俳句会の結果を掲載いたします。

5句投句 5句選、内1句特選

リアル参加4名 メール等参加3名

表記は 俳句 作者 選者(◎は特選、〇は並選)

 

雲の峰水平線より天を突く かかし ◎留五郎 ◎美里 〇弁闘

万緑や昨日より今日山せまる 美里 ◎かかし 〇留五郎

鳴けぬままぬけがらぽつり戻り梅雨 美里 ◎耕也 〇かかし

猛暑日のお出かけちょっと命がけ かかし ◎弁闘 〇美里

功罪を共に打ち抜く夏の弾丸 スゥ。 ◎亀鶴 〇耕也

夏帽も思い思いの子供たち 留五郎 ◎スゥ。

雨乞いや猫も狸も踊る夜 弁闘 〇スゥ 〇耕也 〇留五郎 〇亀鶴

雨降らぬ日も紫陽花は咲いており 亀鶴 〇かかし 〇スゥ 〇留五郎

友人の待つ駅近し梅雨晴間 留五郎 〇美里 〇亀鶴

道灌や光秀偲ぶ桔梗咲く 耕也 〇美里 〇亀鶴

舟唄や芭蕉も揺るる最上川 耕也 〇かかし 〇亀鶴

向日葵や廃車墓場を覗きおり 弁闘 〇スゥ 〇留五郎

血とともに懺悔吸いしか夏の土 スゥ。 〇耕也

彼は彼の怒りを抱いて立つ炎暑 スゥ。 〇弁闘

夏の陽はその背を明く照らしたか スゥ。 〇弁闘

葉隠れに静かに静かに茗荷咲く 美里 〇スゥ

横並び朱き鬼百合何にらむ 美里 〇耕也

蛍火や片恋に泣く乙女草 耕也 〇美里

山籠もり修行僧の夏木立 耕也 〇かかし

冷し酒食卓の菜に埋もれて 留五郎 〇弁闘

 

次回は9/14(水)18時半開場 19時投句締切

参加費(リアル、メール共)500円

 

2022年5月伝楽亭俳句会結果発表

5/11(水)に行われました伝楽亭俳句会の結果を掲載いたします。

5句投句 5句選、内1句特選

リアル参加4名 メール等参加3名

表記は 俳句 作者 選者(◎は特選、〇は並選)

 

紫のしずく降り落つ藤の棚 美里 ◎耕也 ◎留五郎 ◎亀鶴 〇かかし

今年から白一輪のカーネーション 亀鶴 ◎スゥ。〇弁闘 〇かかし

軒下で小心者の鯉のぼり 亀鶴 ◎弁闘 〇スゥ。

五月走るバッシュの紐のその白さ スゥ。 ◎美里 〇かかし

業平や菖蒲八ツ橋都びと 耕也 ◎かかし

キッチンにパセリの束の森ひとつ 美里 〇スゥ。〇かかし 〇留五郎

若葉雨傘の足あと商店街 かかし 〇耕也 〇美里

走り梅雨時々曇り忘れ傘 かかし 〇耕也 〇美里

吹き流し家族仲良く空を舞う 耕也 〇美里 〇亀鶴

主のない軒下に咲くさつきかな 亀鶴 〇耕也 〇留五郎

午後の雨居間に漂う新茶の香 留五郎 〇弁闘 〇亀鶴

不貞猫やだあれもいない初夏の路 弁闘 〇留五郎 〇美里

迫る初夏世界の平和を守るため 弁闘 〇留五郎

五月晴れ鬼の居ぬ間に選択肢 弁闘 〇亀鶴

旅の空から春雷の便りする 留五郎 〇スゥ。

花去りて尚武の道も見せばやな 耕也 〇弁闘

若葉風ナビに頼らず一人旅 かかし 〇弁闘

古本の背表紙光る春の宵 かかし 〇耕也

軒下でマスクを外し石鹸玉 亀鶴 〇スゥ。

夏めきてウォーキング中もカフェさがし 美里 〇亀鶴

 

次回は7月13日(水)18時半開場 19時投句締切

夏の季語で

5句投句 5句選、内1句特選

参加費 リアル、メール等とも 500円

伝楽亭のご案内

2022年4月14日(木)にNHKの「ええトコ」で伝楽亭を紹介していただきました。

問い合わせが殺到、、しておりませんがご案内のページを設けましたのでご覧くださいませ。。

 

伝楽亭について

 

「でんがくてい」と読みます。田楽の販売を想定してつけられた名前だということはあまり知られておりません。

2009年7月4日開亭。2024年7月で15周年を迎えます。

 

マチュア落語、講談を中心に土、日、祝日に寄席公演。平日夜にプロの落語会、講談会も開かれることもあります。

またフリースペースとして落語、講談の教室や俳句会、玉すだれのお稽古などにも利用されています。

 

場所は大阪メトロ谷町線千林大宮」、京阪電車「千林」から徒歩10分くらい

住所 〒5350011 大阪市旭区今市1-4-34 マンショントニオー千林1階

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伝楽亭

https://maps.app.goo.gl/khbzwyeM9ZXsthrU6

地図

 

 

土日祝日に素人の寄席が聞きたい方へ

 

30名が限界(過去に40名入場されたこともありました)の小さな寄席小屋ですので
人気のある公演はご予約されることをお勧めします。

寄席の予定は「伝楽亭からこんにちは」というはてなブログに掲載しております♪

https://dengakutei.hatenablog.com/

 

◆予約方法◆
聴きたい日程、お名前、人数、ご連絡先を

io_kakashi@yahoo.co.jp

までお送りください。

 

入場は無料ですが1ドリンクオーダーをお願いいたします。

コーヒー(温・冷)、紅茶(温・冷)、オレンジジュース、アップルジュース、煎茶 など 

すべて350円で二杯目からは200円です。

ビール(350ml缶、おつまみ付き)500円※二杯目からも500円

選べるカレー700円(ビーフ、チキン、野菜、キーマ)ドリンクセット900円

 

口演中の入退出はご遠慮ください。

写真撮影は演者に了承を得た上で、本題に入る前(まくら)まででお願いいたします。

 

 

伝楽亭を配信でお聞きになりたい方

 

毎年7月末まで1,000円でYouTubeにてご覧になれます。4月以降に初めて申し込まれる方は来年7月末まで視聴可能です。

 

 

土日祝日に素人の寄席を開きたい方へ

 

1公演につき 5,000円でお貸しいたします。

公演は原則すべてライブ配信アーカイブ視聴されます。(伝楽亭web会員のみ視聴可)

高座(座布団、見台、釈台)、鳴り物道具(太鼓、銅鑼、鉦、拍子木)、めくり(パソコンによる出力)、出囃子CDなど完備しております。

 

決定優先です。仮予約よりも決定される方が優先されます。

 

◆キャンセル料◆ 

予約日の2か月以内の場合100%(5,000円)頂戴いたします。それ以前のキャンセルについては50%頂戴いたします。
※伝楽亭からお断りする場合はこの限りではございません。

 

 

平日に練習などで利用されたい方

個別に相談に応じます。

2022年3月伝楽亭俳句会結果発表

3/9(水)に行われました伝楽亭俳句会の結果を掲載いたします。

5句投句 5句選、内1句特選

リアル参加5名 メール等参加2名

表記は 俳句 作者 選者(◎は特選、〇は並選)

 

苔ゆるす老い梅紅い花咲かす 弁闘 ◎美里 〇スゥ。 〇耕也 〇留五郎

齢六十急ぐことなし雛納め 美里 ◎スゥ。 〇かかし 〇亀鶴

遺影持つ手にひとひら梅の花 亀鶴 ◎かかし 〇弁闘

黄昏れる千年の千年桜 弁闘 ◎耕也 〇留五郎

春浅し空白多き時刻表 かかし ◎留五郎 〇亀鶴

春の夕焼け窓朱鷺色に染めて 留五郎 ◎亀鶴 〇耕也

火を被る般若の面薪能 耕也 ◎弁闘

風光る水面も木々も飛ぶ鳥も 美里 〇かかし 〇スゥ。〇留五郎

針供養ごみ箱行きの残り糸 かかし 〇スゥ。〇美里 〇留五郎

闇晴れて春は山から来ると言ふ 耕也 〇かかし 〇美里

水温むオマエもユルメ明日は旅 耕也 〇スゥ。

いかなごは不漁こむぎは値を上げる スゥ。 〇美里

パレスチナの空も青かろ亀鳴けり スゥ。 〇弁闘

麦踏みの畑に履帯のあと深し スゥ。 〇弁闘 ※履帯「りたい」のルビ

不器用なアフガン巻きの春ショール スゥ。 〇亀鶴

春めくや朝の支度に合わぬ昼 かかし 〇弁闘

釦付け始末あやしき春寒し かかし 〇美里

子の数の願ひを纏ふひな人形 かかし 〇亀鶴

朝食の湯気の向こうに壬生菜漬け 留五郎 〇かかし

春時雨ペダルを止めるアーケード 留五郎 〇耕也

桜見の噂花咲く夕餉かな 亀鶴 〇耕也

 

次回は5月11日(水)18時半開場 19時投句締切

陽春~初夏の季語で

5句投句 5句選、内1句特選

参加費 リアル、メール等とも 500円

 

2022年1月伝樂亭俳句会結果発表

先日、1月12日(水)に行われました俳句会の結果を掲載いたします。

リアル句会参加4名、メール参加3名

各5句投句、5句選句(内1句特選)

俳句、作者、選者(◎は特選、〇は並選)

 

白味噌の雑煮を祝う西へ嫁す スゥ。 ◎亀鶴 ◎弁闘

福笹の小判陽射しに真めく スゥ。 ◎かかし ○美里 ○弁闘

冷たき間水仙の香に救われる 美里 ◎留五郎 〇スゥ。

初席や頬も心も緩む午後 留五郎 ◎美里

初空は電線交叉の奥にあり かかし ◎スゥ。

カラス鳴けおせちはいらぬ常の酒 弁闘 ◎耕也

大吉も明日には忘る初御籤 スゥ。○亀鶴 ○弁闘 ○かかし ○耕也

ありし日の新国劇や寒椿 亀鶴 ○留五郎 ○耕也 ○美里

厄参りまんじゅう提げて帰る道 留五郎 ○弁闘 ○耕也

白足袋の輝き増して磨き床 美里 ○かかし ○耕也

琴の音やひとまばらなり商店街 耕也 ○留五郎 〇スゥ

初詣夢二好みの女性に遇い 耕也 ○亀鶴 ○留五郎

お互いを労りながら初詣 亀鶴 ○かかし

初詣願ふ数だけ鈴鳴りぬ かかし ○弁闘

スタンプの被らぬ様に初LINE かかし ○亀鶴

初空にマスクはずして深呼吸 美里 ○かかし

シャッター街見る人もなく松納め 美里 〇スゥ。

逢へぬなれど生きてる証し年賀状 耕也 ○亀鶴

日残りて暮るるに近しけふの春 耕也 ○美里

食卓を乾拭いてさて初日記 留五郎 〇スゥ。

未明粉雪はげた横断歩道 弁闘 ○留五郎

初詣では間に合わぬ神頼み 弁闘 ○美里

次回は3月9日(水)18時半開場 19時投句締切

春の季語で5句作成してお越しください。

参加費(メール参加も)500円

2021年12月伝樂亭俳句会結果発表!

先日、12月8日(水)に行われました俳句会の結果を掲載いたします。

リアル句会参加5名、メール参加3名

各5句投句、5句選句(内1句特選)

俳句、作者、選者(◎は特選、〇は並選)

 

焼き餅をゆるりと返す妻の箸 弁闘 ◎留五郎 ◎かかし ○美里

山の端に冬の落陽溶け落ちぬ 弁闘 ◎耕也 ○美里 ○しぶき

約束を繰り返しつつ年惜しむ しぶき ◎亀鶴 ○スゥ。

討ち入りの前に旅立つ大播磨 亀鶴 ◎スゥ。

銀杏散る御堂筋の空広がりぬ かかし ◎美里

長谷寺の奥冬紅葉くぐり抜け 留五郎 ◎弁闘

嵐雪やビニルハウスの赤い骨 弁闘 ◎しぶき

つくばいに陽光集む初氷 美里 ◯留五郎 ○弁闘 ○耕也 ○かかし

冬陽にも伸ぶ豆苗の白みどり スゥ。 ○耕也 ○しぶき ○かかし

散り初めし銀杏電球巻かれおり かかし ◯留五郎 ○弁闘

くる年にとらやの羊羹厚く切り スゥ。 ○亀鶴 ○しぶき

雲の闇しばし猫抱く雪安居 弁闘 ○耕也 ○しぶき

あと二十日暮れよ暮れるな水流る 耕也 ○亀鶴 ○スゥ。

初氷子らは息止めすくいあげ 美里 ◯留五郎 ○スゥ。

寒月の東の空にかけてゆき 留五郎 ○弁闘

冬の稲妻病院覆う足場 弁闘 ◯留五郎

新開地氷雨に煙る楠木像 かかし ○耕也

配信で玉子酒飲む鰍沢 亀鶴 ○美里

講釈師師走の幕間蕎麦屋占め かかし ○美里

初霜の中にっこりの熊手かな 亀鶴 ○スゥ。

 

五句投句四苦八苦する師走かな 美里 ○亀鶴

キャベツの華麗なる変身葉牡丹よ 美里 ○弁闘

注連作(しめづくり)来る年こそはと力こめ 美里 ○かかし

あの月に衣着せたや晦日そば 耕也 ○かかし

仕事終え夕餉を待つや三島の忌 留五郎 ○亀鶴