伝楽亭からこんにちは

素人落語を中心とした寄席小屋、伝楽亭の公演予定等ご案内しています🎵

2023年9月伝楽亭俳句会結果発表!

9/13(水)に行われました伝楽亭俳句会の結果を掲載いたします。

5句投句 5句選、内1句特選

リアル参加7名 メール等参加なし

表記は 俳句 作者 選者(◎は特選、〇は並選)

 

飛び続けまた飛び続け玄鳥去 美里(◎留五郎、◎耕也、〇しぶき、〇スゥ。)

菊生けし茎の硬さに背筋伸ぶ 美里(◎かかし、○耕也、〇スゥ。)

ブランコやひねもす人待つ揺れもせず 弁闘(◎美里、〇しぶき)

秋来たるラストスパート用の靴 かかし (◎スゥ。、〇弁闘)

菊月に短パンTシャツぬるい風 弁闘(◎しぶき)

夜能はね幽かに玄く気配あり 留五郎(◎弁闘)

不孝者帰れない道曼殊沙華 弁闘(○美里、○留五郎、○かかし、〇スゥ。)

その百年震災記念日の上へ積む スゥ。(〇しぶき、〇弁闘、〇かかし)

秋日傘手にする君を見送れず 留五郎(○美里、○耕也、〇弁闘)

指示したビルの谷間に花火散る しぶき(○留五郎、○耕也、〇弁闘)

今年からここで待ちます門火焚く しぶき(○留五郎、〇スゥ。)

秋の風のどに泌み入る担々麵 しぶき (〇かかし)

減る店の提燈まつり夏は往く 耕也(○美里)

けなげにも桔梗一輪庭の隅 耕也 (〇しぶき)

秋澄んで原爆ドーム立ちつくす スゥ。(○留五郎)

寒蝉鳴く幽寂原爆資料館 スゥ。(〇かかし)

艶やかに光放って柿紅葉 美里(○耕也)

銀の雨蟷螂斧を振り上げず 弁闘(○美里)

 

次回は11月8日(水)18時半開場、19時投句締切

参加費500円

 

 

2023年7月伝楽亭俳句会結果発表!

7/12(水)に行われました伝楽亭俳句会の結果を掲載いたします。

5句投句 5句選、内1句特選

リアル参加5名 メール等参加2名

表記は 俳句 作者 選者(◎は特選、〇は並選)

 

万緑のてっぺん鉄塔遠い海 弁闘(◎かかし、◎留五郎、〇耕也、〇美里、〇スゥ。)

夕空の屋根は鋭角夏の蝶 弁闘(◎スゥ。、〇耕也、〇美里)

青鬼灯鉢植えの中かくれんぼ 美里(◎耕也)

咲き残る親指ほどのカーネーション 留五郎(◎美里)

看護の手止めて花壇に慈雨を待つ 留五郎(◎弁闘)

夏の夜のコンサートはね夢続く 留五郎(◎亀鶴)

スマホには収まり切れず虹の端 かかし(〇弁闘、〇スゥ。、〇留五郎、〇亀鶴)

掃除あと裸足喜ぶ青畳 かかし(〇耕也、〇留五郎)

足下の蜥蜴は光る草は伸ぶ スゥ。(〇かかし、〇弁闘)

雨上がり虹掛かる空やや暗し かかし(〇スゥ。、〇留五郎)

お稽古の甲斐あり老鶯高く鳴く スゥ。(〇美里、〇留五郎)

包帯を巻き直す夜蚊取り香 弁闘(〇かかし、〇スゥ。)

梅雨晴れて君がうなじをそっと撫で 留五郎(〇耕也)

景色歪む安サングラスで隠すもの スゥ。(〇かかし)

横顔は口とがらせて海酸漿 スゥ。(〇美里)

ハンモック吊るすに足りぬ木の太さ かかし(〇亀鶴)

白百合が気を付け礼をする庭花壇 美里(〇かかし)

遠雷に息ひそめたる花鳥かな 美里(〇弁闘)

蝶は遥かな空へ君いつ還る 耕也(〇弁闘)

紫陽花や花に命のあるものを 耕也(〇亀鶴)

月へ行くも濁流防ぐその術は 耕也(〇亀鶴)

 

次回は9/13(水)18時半開場、19時投句締切

秋の季語で5句作ってお越しください。

参加費は500円(メールでの投句も500円)です。

2023年5月伝楽亭俳句会結果発表

5/10(水)に行われました伝楽亭俳句会の結果を掲載いたします。

5句投句 5句選、内1句特選

リアル参加7名 メール等参加1名

表記は 俳句 作者 選者(◎は特選、〇は並選)

 

割箸につまみし毛虫やわらかし しぶき(◎美里、◎スゥ。、〇かかし)

岩藤の奥深き闇匂ひ立つ 美里(◎耕也、◎留五郎)

木漏れ日を突き抜ける空今日立夏 美里(◎亀鶴、〇しぶき、〇耕也)

口広げ太れ太れやこいのぼり 美里(◎かかし、〇スゥ。)

とび跳ねる黄色い帽子山笑う 美里(◎弁闘、〇しぶき)

吹く風やわが世の春の鯉のぼり 亀鶴(◎しぶき)

午睡悪夢床の間に牡丹重くあり スゥ。(〇美里、〇留五郎、〇弁闘)

夏の蝶残る力を風に乗せ かかし(〇しぶき、〇留五郎)

右耳は地元のラジオ春の旅 かかし(〇美里、〇弁闘)

水底の村より黒い鯉のぼり 弁闘(〇しぶき、〇スゥ。)

艶やかに花実を隠す柿若葉 しぶき(〇美里、〇耕也)

風薫る花は花なり風は風 耕也(〇スゥ。、〇亀鶴)

昼ビール金色の音のサキソフォン スゥ。(〇かかし)

なんじゃもんじゃ雲真似て樹つ空の下 スゥ。(〇かかし)

修司忌にウマ娘など知らざりし スゥ。(〇留五郎)

絞め殺す腕も優美な藤の花 スゥ。(〇弁闘)

夕焼けを背に靴紐をきつく締め かかし(〇スゥ。)

車窓に早や谷に川夏近し かかし(〇亀鶴)

茶畑はなくとも八十八夜麓駅 かかし(〇亀鶴)

花過ぎぬ身過ぎ世過ぎの是非もなし 弁闘(〇耕也)

手に余る梅の実拾う子の未明 弁闘(〇美里)

首だけの如来微笑む五月闇 弁闘(〇留五郎)

青春の友垣集う花の宴 留五郎(〇亀鶴)

花水木その名を君に教えられ 留五郎(〇耕也)

知らぬ路地誘うように花明かり 留五郎(〇弁闘)

布団干し窓開け放し薄暑来ぬ しぶき(〇かかし)

花去りて藤よ菖蒲よ日の本よ 耕也(〇亀鶴)

 

次回は7月12日(水)18時半開場、19時投句締切

夏の季語で5句作ってお越しください。

参加費500円(メールでの参加も500円)

 

2023年3月伝楽亭俳句会結果発表!

3/8(水)に行われました伝楽亭俳句会の結果を掲載いたします。

5句投句 5句選、内1句特選

リアル参加5名 メール等参加2名

表記は 俳句 作者 選者(◎は特選、〇は並選)

 

たんぽぽの数だけ土の膨らみぬ かかし(◎留五郎、◎弁闘、◎スゥ。、〇亀鶴)

もうママと手をつなぎません春が来る 弁闘(◎美里、〇かかし、〇スゥ。、〇亀鶴)

真赤っか得意満面春いちご 美里(◎かかし、〇亀鶴)

春が来たあゝ人生は泣き笑い 耕也(◎亀鶴)

窓閉じて目薬を差す暖かさ かかし(◎耕也)

陽だまりに呼び出されたか黄水仙 美里(〇留五郎、〇耕也、〇かかし)

雪とけて流れに添いて掉さして 耕也(〇留五郎、〇弁闘)

レンジうなり新たまねぎの甘きこと スゥ。(〇耕也、〇弁闘)

香の道をたどった先の沈丁花 スゥ。(〇留五郎、〇美里)

紅椿その人の庭彩りて 留五郎(〇耕也、〇弁闘)

窓越しの湖面に溶ける春の雪 留五郎(〇美里、〇亀鶴)

鼓の音梅の香揺らす能舞台 留五郎(〇美里、〇かかし)

羊歯萌えてト音記号も羽ばたけり 美里(〇留五郎)

春塵に紗をかけられて瀬戸の凪 美里(〇かかし)

地獄絵の業火此岸に寒戻る 弁闘 (〇耕也)

だけど春坂道潮騒夜が明ける 弁闘(〇スゥ。)

乱もあり治もありてこそ浅き春 耕也(〇美里)

暖かや目覚めの良い子隣の子 かかし(〇弁闘)

ちょうどいい太陽地球春日傘 かかし(〇スゥ。)

春闌ける岩手生まれの大リーガー かかし(〇スゥ。)

 

次回は5/10(水)※原則奇数月の第二水曜日

18時半開場、19時投句締め切り

参加費 リアル・メール投句共500円

2023年1月伝楽亭俳句会結果発表

1/12(水)に行われました伝楽亭俳句会の結果を掲載いたします。

5句投句 5句選、内1句特選

リアル参加5名 LINE等参加1名

表記は 俳句 作者 選者(◎は特選、〇は並選)

 

初詣思わぬ人と会うて吉 留五郎 (◎美里、◎スゥ。、〇耕也)

妖艶なり藁囲の中冬牡丹 美里 (◎耕也、〇かかし、〇スゥ。)

夕べの月今朝はバケツの厚氷 美里 (◎留五郎、〇かかし、〇耕也)

買初の発泡ワイン卓に置き 留五郎 (◎かかし)

嫌われる烏も生きる今日の春 耕也 (◎亀鶴)

初句会選に今年の運を尋く スゥ。 (〇かかし、〇耕也、〇美里、〇亀鶴)

ふり返る長き曲がりの肩に雪 耕也 (〇留五郎、〇美里)

初雪や非常階段縁取りぬ かかし (〇留五郎、〇スゥ。)

苦戦するごまめ離れぬ箸の先 かかし (〇スゥ。、〇美里)

庭先に人知れず咲く寒椿 亀鶴 (〇留五郎、〇耕也)

車窓より初富士拝し帰郷せり 美里 (〇留五郎)

泣初にさしたる理由あるでなし かかし (〇スゥ。)

巫女軽く舞う暖かき宵戎 スゥ。(〇美里)

山の神呼吸乱れず二日午後 留五郎 (〇かかし)

筆不精松を過ぎての賀状書き スゥ。(〇亀鶴)

福引の玩具で遊ぶ子らの声 留五郎 (〇亀鶴)

こんな世に門松もあり何処へ行く 耕也 (〇亀鶴)

 

次回は3月8日(水)18時半開場、19時投句締切

春の季語で五句作成の上、ご参加ください。

参加費 500円(リアル、LINE等 共)

2022年12月伝楽亭俳句会結果発表

12/14(水)に行われました伝楽亭俳句会の結果を掲載いたします。

5句投句 5句選、内1句特選

リアル参加3名 LINE等参加3名

表記は 俳句 作者 選者(◎は特選、〇は並選)

 

顔見世や其角源吾は橋の上 耕也 (◎亀鶴、○かかし、○留五郎、○スゥ。)

冬の蝶鈍色の海続きけり かかし (◎スゥ。、〇耕也、○留五郎)

公園の冬ざれて陽のあたる午後 留五郎 (◎美里、〇亀鶴)

北風よ吹け我はまだ前を向く かかし(◎耕也、○亀鶴)

北風にちょっと逆らい立てる襟 かかし(◎留五郎)

あと要らぬ味噌葱酒にやまくじら 耕也 (◎かかし)

頬ゆるむまだ残りしか畳替え 耕也 (○スゥ。、〇亀鶴)

アディショナルタイムは長し冬の夜 スゥ。(○美里、○かかし)

襟巻の中の笑顔や友受賞 スゥ。(○耕也、○留五郎)

煮凝を載せて湯気立つ朝ごはん スゥ。(○美里)

筆踊るキャンバスの秋新世界 亀鶴 (○美里)

キャンバスの青しっとりの秋の宵 亀鶴 (〇耕也)

秀山忌冬の訪れ告げにけり 亀鶴 (○留五郎)

泉水の船屋形映ゆ冬紅葉 留五郎 (○美里)

黒鳥の古城の堀に舞い降りて 留五郎 (〇耕也)

ちり鍋を彩る会話頬緩む 留五郎 (〇亀鶴)

男手に見事見事とすすはらい 美里 (○かかし)

子ら歌ううしろ歩きで山茶花の道 美里 (○かかし)

何処にて年を越すのか雀たち 耕也 (○スゥ。)

南座のあとの湯豆腐余韻抱く かかし (〇スゥ。)

 

次回は1月11日(水)18時半開場 19時投句締切

新年の季語で5句作ってご参加ください

参加費500円(リアル、不在投句共)

2022年11月伝楽亭俳句会結果発表

11/9(水)に行われました伝楽亭俳句会の結果を掲載いたします。

5句投句 5句選、内1句特選

リアル参加5名 LINE参加1名

表記は 俳句 作者 選者(◎は特選、〇は並選)

 

色変えぬ松にも海の風強し 弁闘 ◎留五郎、◎かかし、○スゥ。

コスモスも軈て悲しきカオスかな 耕也 ◎弁闘、○かかし、○スゥ。

昼酒は蕎麦湯の猪口へ注いでやり スゥ。 ◎耕也、○美里

天高したどり着けない青さかな 美里 ◎スゥ。、○留五郎

冬の月食いつくされて空にあり スゥ。 ◎美里

云いかねておでんの芋を崩しおり スゥ。 ○弁闘、○留五郎、○美里

千歳飴引きずっている神詣で スゥ。 ○留五郎、○美里

群青の山裾にあり柿ひとつ 耕也 ○弁闘、○かかし

栗の餅塩味少し旅の午後 留五郎 ○耕也、○スゥ。

冬鷺の何処に立ちても一幅の絵 美里 ○耕也、○弁闘

うら枯れて地面は赤黄茜色 美里 ○留五郎、○かかし

坂道の等間隔の吊るし柿 かかし ○美里

車窓から苅田黄昏れ暮れてゆく 留五郎 ○弁闘

ありふれた真夜中の駅小雪小雪 弁闘 ○耕也

案山子には雀が友だちへのもへじ 弁闘 ○耕也

握りこむどんぐり一つ鹿二頭 弁闘 ○スゥ。

紫蘇の実が音立て落ちる終い畑 美里 ○かかし

 

次回は12月14日(水)18時半開場、19時投句締切

5句投句 冬、年末の季語でおつくり下さい。

(次々回は1月11日(水)年始の季語で開催予定です)

参加費500円(リアル、メール投句とも)